機械式時計の醍醐味である7大複雑機構の機能と性能の紹介と価格

  • 2019年11月8日
  • 2019年11月2日
  • 腕時計
  • 1317view
  • 0件

 こんにちは、ボブです!

 機械式腕時計はただでさえ複雑な仕組みになっており、作り上げるのにも多大な労力を要する腕時計になります。

 その機械式腕時計にさらに複雑機構が加わると性能も値段も跳ね上がった値段になります。

 しかし、それに伴って満足感や所有感もより一層増すと思います。

 今回はこんなブログになっております↓

  • 7大複雑機構ってどんな機能がついているの?
  • 7大複雑機構って便利な機能なの?

 について簡単にざっくりご紹介していこうと思います。

7大複雑機構とは

 7大複雑機構とは↓

  • ミニッツリピーター
  • トゥールビヨン
  • パーペチュアルカレンダー
  • スプリットセコンド・クロノグラフ
  • パワーリザーブ・インジゲーター
  • レトログラード
  • ムーンフェイズ

 になっており、このうちミニッツリピーター、トゥールビヨン、パーペチュアルカレンダーは3大複雑機構と言われて上位に位置されます。

 3大複雑機構はこちらの記事で詳しく紹介しておりますのでこちらを参考にして下さい↓

 

 ですので今回は7大複雑機構のうち、スプリットセコンド・クロノグラフ、パワーリザーブ・インジケーター、レトログラード、ムーンフェイズについてご紹介していきます。

 どの機能も結構高性能になってますので、見た目にも特徴が現れてくるモデルも多いですよ!

スプリットセコンド・クロノグラフ

 クロノグラフはストップウォッチ機能の事であり、多くの腕時計に搭載されている機能になります。

 スプリットセコンド・クロノグラフとは2本の針を搭載して2つのタイムを同時に計測する事ができるワンランク上の機能になります。

 通常のスプリットセコンド・クロノグラフの搭載モデルはクロノグラフモデル搭載モデルに比べると価格も数段高くなります。

 よほどのクロノグラフ好きでないと価格だけ上昇してしまい割高感を感じてしまうかもしれません。

 個人的にはスプリットセコンド・クロノグラフは裏のムーブメントが凄く複雑チックな構造になっていて、シースルーバック好きな人やメカニカル好きの人にはぜひおすすめです!

 クロノグラフの色々な種類についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので合わせて参考にして下さい↓

 

パワーリザーブ・インジゲーター

 パワーリザーブ・インジゲーターとは機械式腕時計では確認する事が難しかった時計の残りの動力を確認する事ができる機能です。

 自動巻時計や手巻式時計においてゼンマイを巻いてその動力で時計が動くのですが、ゼンマイの巻きが減ってくると時計の精度が落ちてきたりして動きが鈍くなったりします。

 腕時計の時間が一度停止したり動きが鈍くなったりすると時刻を再び合わせなければなりませんが、パワーリザーブ表示があれば、あと何日又は何時間動くのか?

 残り時間が常に把握できるのでゼンマイを巻く目安になるので非常に便利ですし、モデルによってはオシャレなパワーリザーブゲージのデザインだったりします。

 個人的にパワーリザーブ・インジゲーターは7大複雑機構の中では一番実用性が高い機能だと思います!結構ゼンマイの巻くタイミングってあるようで難しかったりします(笑)

レトログラード

 時計は12時から針は右回りに動いていき、1周すると再び12時の位置に針が戻ってきます。ずっとこれを繰り返します。

 この円に動く機能を変えたのがレトログラードです。フランス語で「逆行」という意味らしいです。

 レトログラードは扇形の形状をしており、始点から終点に向けて針が動きます。

 針が終点まで行くと、その瞬間ジャンプして針がスタート地点に戻ります。

 つまり、本来は一定の方向にしか動かない針が一瞬逆行に動いて始点に戻る機能になっております。

 この特殊な動きが好きという人や個性的な腕時計のモデルを製造する時にはこのレトログラードを搭載する事がちょこちょこあります。

 通常モデルとレトログラードモデルの2種類を発売しているモデルもあったりします。

 個人的には全てがレトログラードのモデルの腕時計をしている人はかなり少数派だと思うので、腕時計マニアにとっては一本は欲しいと思っている人!

 ただ価格も通常のモデルより当然高くなりますし、視認性という面では慣れないのもあって見にくい人も多いと思います。レトログラードの扇形が好きな人や逆行の動きが好きな人はおすすめな複雑機構になります。

ムーンフェイズ

 ムーンフェイズは月の満ち欠けを文字盤に表す機能になります。

 月の満ち欠け周期はは29.530589日であるので、月の2周分である59歯の歯車を使用して制御する事によって正確なムーンフェイズを表す事になります。

 この通常のムーンフェイズは微妙な誤差がどうしても生じてしまうため3年で1日のズレが生じる事になります。

 しかし、ムーンフェイズには永久ムーンフェイズというより正確な上位モデルが存在します。

 これは135歯の歯車に細分化をして、更に中間車を複数導入する事によって日時のズレを最小限に抑える事が出来て、日時のズレも122年に1日、もしくは577.5年に1日という超高性能のモデルも存在します。

 このレベルのムーンフェイズはだいたいパーペチュアルカレンダーと共に搭載される事が多くて、日時のズレの少なさを競う事が一つの高級感に繋がっています。

 また、ムーンフェイズは機能よりも見た目の外観的な部分で好まれる事が多いです。

 ムーンフェイズの中にはダブルムーンフェイズという上位モデルもあって、北半球と南半球の月の満ち欠けを同時に表示する事ができるモデルも登場しております。

 星空の模様と月の模様が文字盤に美しく表現される事によって、持ち主の所有感と満足感を高めてくれます。

 

合わせて読みたい関連記事はこちら↓

お気に入りの複雑機構を見つけよう!

 機械式時計を購入する時は、ケースの素材などでも価格は違ってきますが、個人的にはどうせ価格が高くなるなら複雑機構を付いたモデルを購入するのがおすすめです!

 3大複雑機構は欲しいけど高すぎる・・・でも複雑機構が欲しい!っていう人は今回ご紹介した4つの複雑機構はかなりおすすめです。

 色々な複雑機構が搭載されると時計がわちゃわちゃしてしまって価格も高額になってしまいますが、どれかお気に入りの複雑機構が一つくらい搭載されているモデルだと通常のモデルより優越感もあって満足感も高くなると思います。

 ぜひ自分のお気に入りの複雑機構が搭載されたモデルを見つけてくださいね♪

[contact-form-7 404 "Not Found"]

フォローミー