機械式時計の凄い機能!最高峰の技術である三大複雑機構の紹介

  • 2019年10月30日
  • 2019年10月27日
  • 腕時計
  • 379view
  • 0件

 こんにちは、ボブです!

 機械式時計はその複雑な構造ゆえに現代でも一つ一つ手作業で作られているものが多いです。

 その機械式の腕時計のベースに色々な機能を追加していく事は更に製造するのが難しくなります。

 機械式時計において複雑機構を加えると価格は大幅に上がるのですが、その中でも最高峰の技術と言われている三大複雑機構が加わると時計の価格は数倍〜数十倍にまで跳ね上がります。

今回はこんなブログになっております。

  • 三大複雑機構とはどんな機能なの?
  • 三大複雑機構のついたモデルはどのくらい値段が高くなるの?

をお伝えしていきたいと思います。

機械式時計大全この1冊を読めば機械式時計の歴史や構造がわかる【電子書籍】[ 本間誠二 ]

三大複雑機構の紹介

 最高級の技術と性能を詰め込んだ機能で、それはパーペチュアルカレンダー、トゥールビヨン、ミニッツリピーターという機能です。

①.パーペチュアル(永久)カレンダー

 永久カレンダーというのは腕時計の日付けの調節する必要が永久に必要ないように作られております。

 機械式時計の通常のカレンダー機能は通常31日まで文字盤がありますので、「2月」、「4月」、「6月」、「9月」、「11月」は手動で日時を手動で調整していかなくてはなりません。

 永久カレンダーは上記の31日までない月の調整が必要ありません。100年先までも自動で日付けの調整を自動でしてくれます。

 これだけ凄い機能のパーペチュアルカレンダーですが、実は三大複雑機構の中では価格的に一番安いものになります。

 それでも超複雑機構のため、ブランドにもよりますがおおむね200万円~500万円くらい通常モデルの価格に上乗せされます。

 パーペチュアルカレンダーは7大複雑機構の一つのムーンフェイズとセットで搭載される事が多いです。

 正確な日時と正確な月の満ち欠けはお互いに相性が良いですね!

2018〜2019機械式腕時計年鑑【電子書籍】[ 株式会社シーズ・ファクトリー ]

アニュアル(年次)カレンダー

 パーペチュアルカレンダーは超複雑機構ゆえに高額になるので、もう少し手軽でワンランク下の機能でアニュアルカレンダーというものも存在します。

 年次カレンダーは2月だけ日付け調整ができませんので、毎年3月1日のみ日付け調整を行えば良いという便利な機能です。

 年次カレンダーになると結構搭載モデルも多くなっており、安価なモデルなら10万円、高額なモデルでも100万円くらいベースモデルに上乗せすれば購入する事ができます。

 でも、ここまでくるとステータス性や自己満足が強いのでどっちが良いかは難しいところですね・・・

②.トゥールビヨン

 三大複雑機構のなかで最も人気があって花形の複雑機構だと思います。

 トゥールビヨンはとにかく見た目が美しく、三大複雑機構の中でも唯一目で見て楽しめる機能になっております。

 トゥールビヨンの機能とは少し簡単にご説明すると、機械式腕時計は繊細であるため常に同じ向きで時計を置いておくと重力の影響を同じ方向のみから受ける事になり、そのせいで部品の変形がおきたりします。

 そのような重力の悪影響を打ち消す事ができるのがトゥールビヨンです!(ざっくりし過ぎの説明です・・・)

 トゥールビヨンは通常の機械式時計の心臓部を改良する事によって、通常の時計の心臓部の動きとは別に脱進器全体が回転します。

 通常この脱進器全体の回転は1分間で1周するのですが、この脱進器全体の回転は文字盤にむき出しになっている事が多いのでこの回転を見たり、むき出しの外観を眺めたり・・・と美しさによって人気が非常にあります。

 トゥールビヨンは熟練の職人で作成にかなりの時間を要すると言われており、搭載モデルの価格は概ね500万〜1500万円くらい通常モデルの価格に上乗せされている事が多いです。

 最近では新興ブランドなどもトゥールビヨンを安価で製造したりしてきており、100万円以下でトゥールビヨンを購入できたりもします。

 トゥールビヨンの精度がどのくらい正確なのかは分かりませんが、少なくても見た目の美しさは感じれると思います。

 個人的にはせっかくトゥールビヨンの搭載モデルを購入するなら、それなりのブランドのモデルが欲しい・・・と思います。

ジャパン・メイドトゥールビヨン 超高級機械式腕時計に挑んだ日本のモノづくり (B&Tブックス) [ 浅岡肇 ]

③.ミニッツリピーター

 三大複雑機構の中でも最高峰の技術と言われるのがこのミニッツリピーターです。

 ミニッツリピーターは熟練の職人ですら1本作るのに1年近くかかるとまで言われております。

 そのため腕時計ブランド会社においても通常モデルに搭載しているものはなく、限定数本やその年の宣伝用などで発売されるくらいですので普通に購入するのは色々な意味でなかなか困難になります。

 ミニッツリピーターとは簡単に説明すると鐘を鳴らすゴングが大小2つあってそれぞれ「時間」のゴングと「分」のゴングによって時間を知らせる事ができるという機能です。

 昔は暗闇などで時計で時間を確認する事が困難だったので、音で時間を確認出来るという現代社会においては全く役に立たない機能です。(音が不意になると困る場所もあるし・・・)

 でも高級ブランド時計に搭載しているミニッツリピーターなどは、音色がとにかく綺麗です。

 ぜひ機会があれば動画などでその音色をきいてみると良いと思います!

 ミニッツリピーターくらいになると、価格が概ね1500万円〜♾万円で上乗せされるモデルが多いです。もう上限金額は億近く行くものもあります・・・

 こんな高額なもの怖くて着けれない・・・・腕ちぎられそう・・・・

これらを複合したモデルも・・・

 腕時計の中には色々な複雑機構を複数搭載したモデルである「プチコンプリケーション」や「グランドコンプリケーション」などもあります。

 中には三大複雑機構の内二つ搭載したモデルや全部搭載したモデルなどもあったりします。

 上の見たらキリがないのが腕時計ですが、自分のお気に入りの時計を探す中でこういった複雑機構の性能にこだわってみるのも良いですね♪

 

 

[contact-form-7 404 "Not Found"]

フォローミー