税理士試験の勉強で科目選択の順番は超重要!おすすめ選択順の紹介

  • 2019年11月12日
  • 2019年11月6日
  • 税理士
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 こんにちは、ボブです!

 税理士試験は必修科目、選択必修科目、選択自由科目が合わせて11科目にも至ります。

 このうち5科目を選択していくのですが、実質的には会計科目は2科目とも必修なので税法科目の3科目だけが選択になります。

 会計科目の直後に選択すべき科目や同時期に勉強した方が良い科目など色々コツがあったりします。

 会計2科目と税法3科目をどういう順番で勉強していく事が効率的であるのか。

今回はこんなブログになっております↓

  • 試験勉強の勉強はどういう順番でやるべき?
  • 同時期に勉強した方が良い科目は?
  • 先に選択した方が良い科目は?
  • 実務でも役立つ税法科目は?

などの内容を中心に書いていきたいと思います。

合わせて読みたい記事はこちら↓

試験勉強は会計科目から始めよう!

 税理士試験はどの科目からでも受験できますが、会計科目から受験する事を強くお勧めします。

 なぜ税法から始めるのはおすすめ出来ないのか。

 その理由は二つあります。

  • 税法科目は会計の知識が必要な科目がある
  • 税法科目は圧倒的強者が多い

 税法科目の中には会計の知識が無いといけない、もしくはある方がかなり有利になる科目があります。

 例えば国税の中でいうと消費税法や所得税法などは簿記3級〜2級程度の知識が無いと理解する事が難しくなったりします。

 法人税法においては、会計科目の財務諸表論の知識が前提で必要です。

 前提の会計知識が無いと全く理解出来ないのか?と言われればそうではありませんが、ほとんどの人が会計科目の知識を前提として持っている為、理解力と応用力に差が出てきてしまいます。

 それなら、会計の知識を全く必要としない相続税法から受験するのはどうだろうかと思いますよね。

 この相続税法は受験生がラストの科目に選択する割合が最も高い科目になってます。

 初めて受験する人とラスト科目の受験生とでは、経験値が圧倒的に違います。

 熟練者たちはどのくらい勉強すれば合格するのか、どうやって勉強するのが効率的なのかを全て把握しております。

 そして他の科目を諦めずに合格してきています。

 つまり、多くの人が初めに受験する会計科目は地区予選、最後に受験する相続税法などは全国大会!のようなイメージで良いと思います。

 まずは合格しやすく、実務でも一番大事な会計科目をしっかり勉強していきましょう!

税法科目の最初の選択がカギ!

 会計科目が終了したら、すぐに税法科目に入るのですがまず最初に選択すべき科目は会計系の知識が必要な税法科目を終わらせてしまいましょう!

  • 法人税法 → 財務諸表論の知識が前提で必要
  • 所得税法 → 簿記3級〜2級の知識が前提で必要
  • 消費税法 → 簿記3級〜2級の知識が前提で必要

 特に上記の科目は簿記系の知識がしっかり頭に入っているうちに受験してしまう事がオススメです。

 逆に相続税法などの会計の知識が全く必要ない科目は後回しにしても大丈夫だと思います。

 特に法人税法は財務諸表論を受験したすぐ後に受験するようにしましょう!時間が経過してしまうと会計と税法の違いがこんがらがってきてしまいます。

税法科目の相乗効果

 そして、税法科目によっては他の税法科目との相関性が多少ある科目があります。

  • 法人税法 →  事業税との関連性が少しある
  • 所得税法 →  住民税との関連性が少しある

 ここでの関連性は簿記論と財務諸表論ほど相乗効果が高いわけではありませんが、例えば所得税法と住民税の計算問題は税率が違うものの所得ごとの計算方法などは非常に似通っていたりします。

 比較的時間の確保できる人は法人税法と事業税、所得税法と住民税を同時に受験するのも理解がより深める手助けをしてくれるかもしれませんね!

実務で役立つ税法科目

 実務での視点に立って税法科目を選択するのも大事なポイントになります。

 せっかく勉強したなら実務で大いに役立てたいと思うはず!

 結論から言うと、実務で使用するのはほとんど国税4法である、法人税法、所得税法、消費税法、相続税法のみになります。
 ミニ税法と言われる他の税法は基本は役所等が計算する物であり税理士が金額を計算を行いません。酒税法はお酒を扱う顧客がいる場合のみ、国税徴収法は実務で絶対的に縁がないです。

 国税4法の実務の使用頻度で言うと↓

 消費税法 > 法人税法 > 所得税法 > 相続税法
 になります。

 消費税法は法人にも個人にも発生してきます。
 税理士事務所は基本的に法人の顧客が個人事業主より多い。
 相続は法人や個人の顧客が増えるに比例して増える傾向がある。

 しかし、実務を行う場合において知識がかなり必要になるのは
 相続税法 > 法人税法 > 所得税法 > 消費税法 
 になります。

 相続税法は一度は勉強しないと全く分からないと思いますし、法人税法は実務で節税などを行う時に一番法人税法の知識が必要となります。

 所得税法は、確定申告で複雑なパターン以外では簡単に理解する事ができますし、消費税法は現代においては全て会計ソフトが行ってくれたりしちゃいます。

自分の将来像をイメージした税法選択!

 最後に、税法科目を選択する時は自分が税理士になった時にどのような仕事がしたいのかをよくイメージして選択すると良いです。

 一般的な税理士事務所だと法人の顧客がメインになりますの法人税や消費税を!

 資産税専門の税理士法人などで働く予定なら相続税や消費税をメインに選択すれば実務でも役に立つを思います。

 ぜひ、勉強と合わせて将来の仕事像をイメージしながら科目選択して下さいね♪

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