こんにちは、ボブです!
高額の機械式時計を購入する時に考えるのが、購入後のアフターサービスだと思います。
正規店で購入して堂々と正規メンテナンスを受ける場合と比べて、並行輸入店などで購入した時計は購入後の事をよく考えると思います。
せっかく購入した腕時計はしっかりメンテナンスして大事に使いたいですよね!
しかし、腕時計を購入する時に正規店か並行輸入店かでその後のオーバーホール等のアフターサービスの価格が大きく異なってきてしまいます・・・
今回はこんなブログになっております↓
- 高級時計を並行輸入店で購入した場合に平行差別があるブランド
- 高級時計を並行輸入店で購入した場合に平行差別がないブランド
- 正規店と平行店ではアフターサービスの価格差はどのくらいあるの?
などについて見ていきたいと思います!
腕時計ブランドの勢力図
まず、どのブランドに並行差別があるのかを分かりやすくするためにこの図をご覧ください。
スリークマガジンにある時計業界の勢力図です。

この中で有名な3大グループと言えば、スウォッチグループ、リシュモングループ、LVMHグループです。
おおまかに言うと、LVMHグループの時計は並行輸入店で購入するとアフターメンテナンス費用が正規店で購入するより高額になり、スウォッチグループとリシュモングループは並行輸入店で購入しても正規店と同額でアフターメンテナンスサービスを受ける事ができます。
また、独立グループのロレックスや世界三大ブランドであるパテックフィリップやオーデマピゲなどは並行差別はなくて、正規店で購入しても並行輸入店で購入しても平等なアフターサービスを受ける事が出来ます!
それで、LVMHグループの腕時計ブランドの並行差別がどのくらいアフターメンテナンスにおいて高額になるかと言うと・・・
概ねですが、LVMHグルーブのブランドは並行輸入品だと正規品の1.5倍くらいのメンテナンス費用がかかります。
ちなみに注意したいのが、海外の正規店で購入した時計を日本に持ち帰ると、並行輸入品の扱いになります!
そして、国内の並行輸入店などで販売されている中古時計で、初代オーナーが国内の正規店で購入された物は時計のオーナーが2代目に変わっても正規品の扱いを受けらます。(例外ブランドもあり)
ではではLVMHグループの人気ブランドを少し見ていきましょう↓
LVMHグループの人気時計ブランド紹介
今回はLVMHグループの並行差別の具体的な例を3ブランドご紹介します。
①タグホイヤー(TAG HEUER)

タグホイヤーは平行店と比べて正規店出身で「エドワードクラブ」というオーナーズクラブに入会していると、メンテナンス価格は30%オフに、部品価格は20%オフになります。
基本的にタグホイヤーは中古の正規店出身で非常に状態が良いものと平行輸入店の未使用品を比べると価格はほとんど変わらないのです。
正規店出身のものはオーナーズクラブに入会する事が出来ますので、平行輸入店の未使用品よりは購入後のアフターサービスの価格が違ってきます。
正規店出身の中古時計は前オーナーが「エドワードクラブ」を解約していれば、自分の名前で登録する事も出来て、タグホイヤーの最新情報などもメールで受け取れる様になります。
②.ゼニス(ZENITH)

ゼニスにおいては並行輸入店の時計はメンテナンス価格が正規店の1.5倍になります。
なのでゼニスも中古時計の正規店出身のものは、並行差別を受けませんのでアフターサービスを割安で受ける事が出来ます。
私は正規店出身の中古ゼニスを正規メンテナンスに出した時に無料でベルトも新品に交換してもらうサービスも受けました。
ゼニスもオーナーズクラブに登録する事ができれば最新の情報などをメールで受け取る事も可能になります。
そしてゼニスと言ったら、超有名ムーブメントのエル・プリメロを使用しているモデルが数多く存在します。
エル・プリメロはクロノグラフなゆえにオーバーホールのメンテナンス費用も高額になってくるケースが多いので、購入時にはよくチェックしておきましょう!
③.ウブロ(HUBLOT)

ウブロも並行輸入店で購入するとメンテナンス費用は正規店の物と比べて1.5倍になります。
ウブロは購入すると保証書カードが付属しており、そこに付帯しているICチップを携帯で読み取ると「ウブロティスタ」へアクセスする事が出来て、保証状態も確認出来ます。
更に公式ホームページからオーナーズクラブへの入会もする事が出来ます。
これは正規店や正規店出身の物だけなので、並行輸入店の物は保証書カードが付属しておりますが、「ウブロティスタ」やオーナーズクラブへの入会は行う事が出来ません。
確かにウブロも正規店の方がメンテナンス価格は割安なのですが、腕時計本体の価格設定がウブロの国内正規店はかなり強気であり、並行輸入店とかなりの価格差になってしまいます。
例えば上記のビッグバン・ウニコで見てみると国内定価は211万円なのに対して、平行輸入店の未使用品の価格は150万円前後です。
これをどう捉えるかにもよりますが、メンテナンス費用のみでこの60万円以上の価格差を取り返そうと思っても相当な期間を要します・・・おそらく半世紀近くかかってしまうかと・・・
ウブロについての詳しい記事はこちら↓
個人的なおすすめ購入方法
上記三つのブランドの私の個人的なおすすめ購入方法は、タグホイヤーとゼニスは中古時計で国内正規店の出身の出来るだけ状態の良い物を買う方が良いと思います。
中古の正規店出身で状態の良い物の購入金額は並行輸入店の未使用品とあまり変わらないですが、メンテナンス費用も抑えられるので長く所有するにも良し。買い換えにも利用しやすいです。
それに対してウブロは並行輸入店で新品で購入するのがおすすめです。
ウブロはタグホイヤーやゼニスよりも基本的に腕時計本体がかなり高額になってますので、やはりメンテナンス価格より本体価格を抑える方が良いと思います!
もちろん一生に一本という気持ちで買うなら正規店でしっかり買うのも良いと思いますよ♪
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並行差別がえげつない特殊な時計ブランド紹介
ここからは並行輸入店で購入した輩は「悪だ!」と言わんばかりの差別をしてくるブランドのご紹介です↓
①ブライトリング(BREITLING)

ブライトリングは国内正規品以外の物は全てアフターメンテナンス費用が通常の2倍になります。
さらにこれだけではなく、ブライトリングは正規店で購入したファーストオーナーにしかメンテナンスは通常料金にはなりません。
つまり中古時計は仮に正規店出身だとしてもセカンドオーナー以降になりますので、アフターメンテナンス費用は通常料金の2倍になります。
長期間保持するには、正規店での購入以外はなかなか厳しい待遇となってます。
しかし、ブライトリングはその酷い差別故に平行相場や中古相場は他のブランドよりも割安な価格帯になってます。
買換えを前提として割安で購入するのもありかもしれませんね!
私は平行店でかなり割安で購入して、7年くらいしたら買い換えようかな〜なんて思っています!
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②フランクミュラー(FRANCK MULLER)

残酷な極みと言われているのがフランクミュラー。
フランクミュラーは並行輸入品の物はアフターメンテナンスを受け付けてくれません。なので並行品は正規のメンテナンスを受ける事すら出来ません。
厳しい反面、ブライトリングと同様に並行品の本体価格はかなり割安になっております。年式の古めな高額レアモデルなどは60%以上値引きされているのも何度か見てます。
それと、どのブランドにも言える事ですが、メンテナンスを行う方法は正規メンテナンスだけではありません。
街にある時計の修理専門店などに出せば上記の様な有名ブランドならメンテナンスを行ってくれると思います。
ブライトリングやフランクミュラーは平行差別が酷いブランドとしても有名ですので、街の大半の修理専門店でメンテナンスしてくれると思います。
個人的なおすすめ購入方法
先ほども言いましたが、ブライトリングとフランクミュラーは並行差別が厳しいため、並行輸入店でかなり割安な値段で買う事が出来ます。
なので並行輸入店で新品で買う。もしくは中古時計を購入してメンテナンスが必要になったら下取りに出して買い換えるのが良いと思います。
個人的には、ブライトリングは並行輸入店で新品を購入してメンテナンス時期が来るまで使用して買い替える。フランクミュラーは少し昔の高額時計の中古品が登場するのを待ち構える!
高級時計は購入してからも大事に扱いたい物だと思うので、購入後のサービスも十分に考えて選びましょう♪
並行輸入品の高級時計を探すのに一番おすすめな雑誌はウォッチパワー↓
色々ある時計雑誌でも高級時計で並行輸入の相場がチェックできる雑誌は上記のウォッチパワーになります!
全国のたくさんの有名な並行輸入店や中古店の取り扱い商品がチェックできるのでおすすめです。
これを読んでいると、高級時計の色々なモデルの並行相場にも強くなるので価格チェックには最適だと思います♪
大手の並行輸入店で価格をチェックしよう!
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