こんにちは、ボブです!
税理士の資格を目指そうと思っている人、現在勉強中の人、資格を無事に取得した人。
おそらくそう言った方々は今後税理士関連の仕事をしていくであろうと思います。
税理士関連の仕事といっても色々な知識を顧問先から求められたりします。
大手の税理士法人等ではそれぞれが分業になっている事が多いのでそこまで幅広い知識は必要ないかもしれませんが、小規模の事務所や個人でされている人にとっては顧問先から色々と聞かれたりする事もあると思います。
専門外と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、自分の負担にならない程度に良いサービスを提供出来るのは良い事です。
このご時世、幅広い資格があると転職にもある程度有利になったりもします。
今回はこのようなブログになっております↓
- 税理士と相性の良い資格は?
- ダブルライセンスを取得する上での注意点は?
- 仕事をしていく上での注意点は?
などについて、今回は特に小規模な税理士事務所で働く場合に必要だと思われるものを私の経験と独断で書いていこうと思います。
税理士とのダブルライセンスのおすすめ資格
実務的にもそのしかくがあった方が良いと思える順に書いていきます。
①.ファイナンシャルプラニング技能士(FP技能士)
一番税理士と相性が良い資格は間違いなくファイナンシャルプラニング技能士だと思います。
いわゆるFP技能士は税理士よりも広く浅く幅広い分野の知識を学ぶことができます。
FP技能士と言う国家資格とAFP・CFPと言う民間資格も存在しますが、ここでは国家資格のFP技能士のご紹介です。
FP技能士では6つの分野を勉強します。
ライフプラニングの分野では個人事業主などで負担する事となる、国民健康保険や国民年金などの社会保険関係の知識や小規模企業共済掛金などの節税の事。
保険分野では会社の節税の為に加入する保険の事などの全体的な事を学ぶ事ができます。
金融の分野では資産運用を考えている経営者の相談にも乗る事ができます。
タックスプランニングの分野では所得税、消費税、相続税の基本的な事が学べますが、税理士試験で学習済みの科目なら余裕で答えれますし、逆に未学習の科目なら基礎知識の勉強にもなります。
私は所得税を未学習でしたので、ここで所得税の勉強を多少出来ました!
不動産の分野では、実務でも時々顧問先から聞かれたりする不動産の一連の流れなどや必要な事をしっかり把握する事ができます。
相続・事業承継の分野は税理士試験で相続税を受験していれば無双できます。笑
資産税専門の税理士法人や小規模の税理士事務所で働かれている人には特におすすめの資格になっております。
この資格は個人についてのお金の知識なので、仕事だけでなく自分自身においても将来を生き抜く知恵としておすすめになっております。
②.社会保険労務士
会社の毎月の義務として、会計業務と労務業務は必ずと言って良いほど必要になってきます。
特に零細な会社と顧問契約をすると、そう言った労務関係の仕事もまとめてお願いされたりもしたりします。
税理士だと労務関係は専門外の分野になりますが、顧問先の多くはそんな事は知らないのがほとんどです。
他の税理士との差別化を図ると言う点ではより良いサービスの提供に繋がるのではないかと思います。
税理士と同様に独占業務がある社会保険労務士は税理士と併用して業務をしている人もいれば法人化して分業している所もあります。
税理士業務と社会保険労務士の業務は結構近しい系統なので、資格取得をすれば色々活かしていける分野も多いと思います。
ただし、社会保険労務士は資格取得に目安時間として1000時間以上は必要になってくるので、資格を取得するなら明確な目的を持って挑戦した方が良いと思います。
③.宅地建物取引士(宅建)
税理士の仕事をしていると、顧問先の物件の事とか家賃の事や不動産関連の事をよく質問されたりします。
不動産を知るには専門用語もそれなりに存在するので、まずは色々理解する事が出来る様になります。
そしてその上の良いサービスを提供しようと思った場合には不動産関連の知識があると非常に便利になります。
宅建は非常に人気の資格で色々な資格の教材や専門学校、携帯アプリでも勉強する事が出来ますのであらゆる生活環境でも勉強する事が可能な資格だと思います。
宅建士は独占業務がありますので不動産業務をする上においては必要不可欠ではありますが、税理士業務をメインとする上では宅建業務と言うよりは知識を広げると言う程度の活用にはなると思います。
④.中小企業診断士
中小企業診断士は財務会計分野、経済学分野、経営学分野、法務分野、更には管理会計マネジメント分野までと幅広く経営に必要な知識をたくさん学ぶ事が出来ます。
やはり日常的に経営者とのやり取りが多い仕事ですので、幅広い分野の知識を付けておいた方がより良いサービスの提供が可能になります。
税理士の資格保有者は財務会計分野の試験免除をする事も可能になりますので、いわゆるコンサルティング業務を極めていきたい人にとっては非常におすすめの資格になってきます。
ただし、中小企業診断士も資格取得に1300時間程度の勉強時間が必要になってきますので資格取得にはそれなりの覚悟が必要になります。
税理士資格を取得した後に中小企業診断士の資格を取得する気合いがある人には挑戦する価値のある資格になります。
⑤.ITコーディネーター
近年は会計ソフトや電子申告などが主流になってきています。
というよりほぼ電子になりつつあります。
確定申告の青色申告控除なんかは、今まで65万円控除でしたが、今は電子申告をしない人には55万円しか控除出来ないようになってます。
ITコーディネーターはこのような情報化の中での経営戦略とIT繋げる人材育成にも活用される資格になります。
ITC試験と一定の研修を受ける事によって資格取得する事が出来ます。
税理士などの一定の国家資格保持者は試験が一部免除されたりもします。
しかし民間資格であるため、毎年資格更新が必要であり資格取得に当たって研修などもあるので、費用が高額になってくるのでそこはしっかりチェックした上で受験しましょう!
個人的には、費用と時間を考えるとITパスポートなどの比較的優しい資格で簡単なITの知識をつけるくらいでも良いのではないかとも考えたりしてます。
ダブルライセンスを活かす上で実務上の注意点
ダブルライセンスの保持者になると知識の幅も非常に広がり、仕事も税理士の範囲に留まらず色々な事が出来てしまったりします。
ここで注意したいのが、たくさん広範囲の仕事をこなしていると仕事が回らなくなってしまうという事です。
税理士業務だけでなく、例えば顧問先に社会保険労務士業務や不動産関連のサポートを行なってあげると一つの顧問先に対して膨大な時間を要する事になります。
そうなると多くの顧問先に対しての仕事がこなせなくなってしまうので、稼ぎがあまり増えないのに仕事ばっかり増えてしまう…という事もあり得ます。
またあまり詳しくない業務などを請け負うと仕事に時間もかかるし、税理士業務より正確性も劣ってきたりしてしまうと…逆に顧問先からクレームがきたりする事もあります。
親切でやってあげてるのに…と思うかも知れませんが、顧問先にとってはどこまでが税理士業務なのかも理解していない事がほとんどです。
あくまでメインの仕事は税理士業務であるという事を忘れないようにしましょう。
独占業務が存在しないFP技能士や中小企業診断士は単純な個人の見栄えと幅広い知識が広がるのでそう言う心配は多少減るかも知れませんね!
自分の場合は、顧問先に軽く相談される分にはその知識を活かして答えてあげますが、他の士業が行う仕事などは他の士業の人に任せてしまっています。
一人一人で行える仕事量には限界がありますので、無理し過ぎないように出来る範囲を絞るのも戦略ですね!
ここの線引きは非常に大事ですので、今後ダブルライセンスで仕事や実務の幅を広げて行きたい人は参考にしてみて下さい。
自分はFPの資格を取得して〜、今後お気楽なペースで不動産の勉強とかITの勉強を少しして行こうかな〜って考えています。
ぜひ参考にしてみて下さいね♪


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